「このボケ！」　でござる

Wikipediaによると
”The Japanese term boke is also used in the sense of a mental haze or senility.”でござる
海外では、ほぼその意味で用いられる事はなく、”h”をつけて"bokeh"として好意的な意味を持っているでござる

最近ではスマホのカメラアプリに、bokeh機能の付いたものや、後からbokeh effectを掛けられるカメラ機能があったりもするでござる

ポートレイトを撮るときに、映画やポスター、グラビアのように被写体にピントがあって背景が「ボケ」ていると、被写体が引き立ったように見えるのでござる

デジタルカメラでは、絞りとレンズの焦点距離、撮影距離、被写体と背景の距離などを組み合わせて、ボケ効果を調節するでござる
最大にぼかして置けばいいと言う訳ではなくて、例えばディ○ニーランドのシン○レラ城の前で子供の写真を撮るときには、シン○レラ城もそれなりに分るように撮らなければ後でみたら人間だけ引き立ってただけの写真になってしまうでござる
https://www.sony.jp/support/ichigan/enjoy/photo/word3.html

昔からよくあるシミュレーションなんですけど、焦点距離（mm）と絞り（f値）、被写体の距離を動かすと色んな効果が試せたりするでござる
https://dofsimulator.net/en/
http://kingfisher.in.coocan.jp/boke2/bokekeisan2.html

デジタルカメラで撮影するときに、周囲にマズい人や物が映り込んでしまうのを避けるのにも「ボケ」はなかなか有用でござる
フルオートでスナップ撮影をするのもそれなりに良い写真は取れますけど、絞り優先モードにして色々撮影してみると、こんなのが撮りたかったってのが撮せるかもしれないでござる
https://acafe.msc.sony.jp/college/lesson/1.html
https://pokutoru.com/camera-mode-a
色々試してもフィルムカメラのようにコストが増大する訳じゃ無いから今の人はラッキーでござる



と、前置きはここまでにして

昨日はポケモンのイベントがあったらしく、結構人が集まっていたようでござる
何人かで行っていた子供達が集まって喋ってる中で「iPhoneの画像がボケてる」と言うのが聞えてきたでござる
ポケモンゴーアプリの画像がボケるって一体なんなんだ？と見せてもらったら、特に変な感じでもないので「なんかおかしい？」って尋ねたら、「背景がボケている」との答えだったでござる
他のを見せてもらったら、おっ、たしかに一台のiPhoneだけ背景がボケて、前のポケモンがクッキリと映っているでござる

一々キャプチャして送ってもらうのも面倒なので、並べてスマホで撮影したのが画像でござる
左からiPhone小　iPhone中　Android
念のため、iOSとポケモンGOは最新のものかと尋ねたら、どちらもアップデートしているとの事だったでござる

AndroidとiPhoneはそもそもアプリが違うので背景画像も違うのは仕方がないにしても、同じiOSのアプリで背景が違うのはなんか面白いでござる
小の所有者によれば、ジムやポケストップの画像などもボケているそうでござる

個人的には左端のように背景がボケている方が好きでござる

それにしても、昨日も猛暑の一日だったのに、ポケモンゴーをするのに1時間近く歩いていたとの事でござる

レポーター「ポケモンGOをしていた少年が熱中症の症状で救急搬送されています。大丈夫ですか？」
少年「ボク、ボクは大丈夫ですけど、ポケモンゲットできたでしょうか？」
レポーター「はい、しっかりと私がゲットしておきましたから」
少年「あ、ありがとうございます」
バタ！

なんて事にならないように、適当に頑張ってほしいでござる