SプランでのVoLTE提供開始について

VoLTEって何？

VoLTEとはVoice over LTEの略で、音声通話をLTEネットワーク上で出来るようにする技術のことです。音声データをLTEの仕組みを使ってパケットでやり取りするイメージです。
※LTEネットワーク上といっても、通常の音声通話同様キャリア内のネットワークにつながります。
3G時代など、VoLTE以前は回線交換方式で音声通話を行っておりました。
（超簡単に最近の通信規格の移り変わりを書いたのが下の図です）

VoLTEの特徴としては
　●音声通話用にドコモ・au・ソフトバンクといったキャリア側で一定の帯域が確保されるため、ネットワークの混雑などに左右されず安定した通話が可能です。
　●下の図は3GとVoLTEにおける音声周波数帯域を示していますが、VoLTEの方がより高い音域を伝えることができ、従来の3G通話と比較すると高品質な通話が可能です。
下の図は3GとVoLTEにおける音声周波数帯域を示しています。
VoLTEの方がより高い音域を伝えられます。

　※ちなみに人間の可聴領域は20Hz～20,000Hzです。
　※通話相手もVoLTEに対応している必要があります。
　※異キャリア間での相互接続が順次開始されておりますので将来的には高音質通話が可能となります。
　　　　
　●発信処理(呼び出し音が鳴るまでの時間)が早くなります。
といったところです。

また通話しながらバックグラウンドでLTEでのデータ通信も可能となっております。
（参考）VoLTE非対応のAプランにおいては、通話中にバックグラウンドでのデータ通信はできません。
Dプラン、Sプランでは3G通話中は3Gでのデータ通信となります。

SプランでのVoLTE対応について

　そんなVoLTEについて、Sプランでは9月のスタート時点でのご提供ができておりませんでしたが、今回ソフトバンクさんからVoLTEを卸提供いただけることとなったため、2018年11月29日（木）よりご利用可能となりました。
なお11月28日以前にお申込いただいているお客さまについては、12月中旬までに順次VoLTEをご利用いただけるようになります。
【12月13日追記】2018年12月11日を以って、既存ユーザーの皆さまもVoLTEのご利用が可能となりました。
　別途お申し込みやSIMの変更は必要なく、そのままご利用いただけます。

またVoLTE対応に伴い、留守番電話・転送電話設定のダイアルが変更になります。

SプランでVoLTEが使える端末

VoLTEをご利用いただくには、端末側もVoLTEに対応している必要がございます。
SプランのVoLTEが使える端末についてですが、簡単に調べてみました。

mineoでんわでのVoLTE通話は？

結論からいうと高音質通話の恩恵は受けることができませんが、バックグラウンドでのデータ通信が可能であったり、発信処理が早くなったりするといった品質向上の効果はあります。

理由はmineo電話がプレフィックス網を利用しているためです。楽天でんわでもG-Callでも同様の理由で高音質通話にはならないのです。。。
異なる電話網に接続するタイミングで原則高音質の恩恵が受けられなくなるというイメージです。

最後に

SプランでのVoLTEについては、9月のサービス開始時点でも要望があったものであり、今回提供開始となったことでSプランユーザーの方が少しでも増えれば嬉しいです。

これからもmineoをよろしくお願いいたします。