【手順解説】驚愕！ mineoは30分でMNP可能！しかも自宅で！

在宅でOK、電話が使えない時間は30分、店舗での拘束は一切ナシ

MNP（Mobile Number Portability／携帯電話番号ポータビリティー）とは、平たく言えば電話番号を変えずに事業者（mineo、auなど）を変更する仕組みのこと。そのMNPの手続きだが、mineoへ乗り換える手順を簡単に説明しておくと以下のようになる。

●最初に転出元でMNP予約番号をゲット
↓
●mineoのWebサイトでmineoの加入手続き（約10分）
↓
○新しいSIMが届く
↓
●回線切替手続き（約3分）
↓
○旧回線停止＆新回線有効（30分待つ）

ユーザーが行なうのは黒丸印の部分だけ。元の通信事業者からMNP予約番号をすぐゲットできれば、その後費やす時間は合計で約43分（筆者の場合）。自分がパソコンに向かって操作する時間だけ見ればたった約13分だ。

そして、電話番号が使えなくなる空白の時間はわずか30分。必ず30分かかるわけではなく、手続きの混雑具合ではもっと早くなる可能性がある。

さらに、特筆すべきはこれらの手続きはすべて在宅でできること。リアルな店舗に出向いたり、店で順番を待つということは一切ない。携帯電話のキャリアショップにありがちな長時間拘束とは無縁。

とにかく自由に、早くMNPができるのがmineoの特徴なのだ。

実際に他の格安SIMからの乗り換えをしてみよう

では、MNP乗り換えの手順を見てみよう。格安SIMのなかでもシェアが高いといわれるサービスからmineoへのMNPを試してみたが、MNP予約番号をゲットする手続きが異なるだけで、大手の携帯電話会社でも格安SIMでも、MNP予約番号ゲット以降の手順は同じとなる。大手の携帯電話会社のNMP予約番号の取得方法については、記事の後半に記載しているので参考にして欲しい。

まずMNP元の会員サポートページ「解約の手続き」から「MNP転出」を選び、画面にしたがって手続きする。なお、この画面からは申し込みだけ。肝心のMNP番号は、取得できた後、契約している回線にSMSで送られてくる。3営業日程度かかるとしており、実際に筆者が行なった場合は2営業日だった。

事業者や混雑状況によりさまざまだが、格安SIMの場合、一般的にMNP番号の発行には時間がかかると思っておいたほうがよい。いくつかのサービスを確認したが、やはり数営業日かかるとの案内があった。ちなみにmineoは転出時のMNP番号も即時発行となっている。転入も早いが出るのも早いのがmineoと覚えておいてほしい。

MNP元の会員サポートページへログインし、解約手続きから進める

MNP転出という項目がある

必要な項目を申し込みする

後日、現在契約の回線に、SMSでMNP予約番号が届く

MNP予約番号をゲットしたなら、すぐにmineoへの加入手続きだ。事前に用意するものは、クレジットカードと身分証の画像データ。スキャナーがなくてもスマートフォンやデジタルカメラできちんと撮影したものならOKなので、公式サイトで画像の条件をよく確認して用意しよう。最近のスマホなら一瞬で撮影できるだろう。

mineo公式サイトの「お申込みはこちら！」から、画面にしたがって加入手続きを進めていく。まったく初めての方はeoIDの作成から開始する（会員登録）。プラン（月間の容量）を選び、MNPなのでデュアルタイプ（音声通話あり）を選択、そして端末購入の有無、SIMのサイズを選んでいく。

MNPを選択すると、MNP予約番号と電話番号の入力を促される。なお、mineoの場合はSIMカードが届いてから回線を切り替えるので、MNP予約番号の期限が10日以上残っていることが条件なので注意。

その後は名前や住所など契約に必要な情報を入れ、前述の身分証画像をアップロードすれば申し込み完了。あとはSIMが届くを待つだけだ。なお、SIMの切り替え手続きのため、後でeoIDとパスワードはすぐに使えるように準備しておくことが必要だ。

mineoのページから手続きする

初めての人は「eoIDをお持ちでない方」から

サービスの種類を選ぶ

MNPの場合はMNPを忘れずに選ぶ

MNP予約番号、現在の電話番号、MNP予約番号の有効期限を入力する

契約者情報を入力する

身分証明書は「画像アップロード」から

手順も書かれている

手続き完了

SIMが届いたら、すぐに切替えの手続きが必要。SIMと一緒に届く「ご利用ガイド」の「MNP転入切替/回線切替手続き」の項を参考にしてサイトにアクセス、eoIDでログインし、届いたSIMの番号の一部を入力するだけで切替手続きは完了だ。すぐに旧回線が使えなくなり、しばらくすると（30分後）mineoの新しいSIMを挿入したスマートフォンが利用可能になる。

なおスマートフォンの設定は、音声通話は不要だが、データ通信に必要なAPN等のネットワーク設定は、ユーザーが手動で設定する必要があるものの、筆者は「ご利用ガイド」を見ながら、簡単に設定できた。設定していなければデータ通信ができないので、忘れずに設定しておこう。ちなみにmineoから販売しているセット端末を購入した場合はすでにネットワーク設定が済んでいるので不要だ。

mineoから郵送物が2つ届く。SIMと契約案内だ

SIMのほうに利用ガイドが同梱してあり、これを読んで手続きを完了させる

利用ガイドの中身はこんな感じ

ガイドにしたがってWebサイトにアクセスし、必要事項を入力するとSIM切替手続きは完了

手続き完了画面が出ると、すぐに旧回線は利用停止となる。30分後に新SIMを入れたスマートフォンの電源を入れれば使えるようになっている。mineoセット端末ではなくau端末の場合はデータ通信に必要なネットワーク設定を忘れずに

ドコモ、au、ソフトバンクのMNP予約番号について

ドコモ、au、ソフトバンクのMNP予約番号のゲット方法も紹介しておこう。それぞれ携帯キャリアショップに出向いたり、お客様センターへの電話で簡単に取得できるほか、ドコモはWeb上のMy docomo、auはフィーチャーフォンのWebサービスから、ソフトバンクはプッシュボタン操作で人を介さずに番号をゲットすることもできる。

MNP予約番号取得方法

携帯キャリアショップの混雑はよく知られたところだが、お客様センターも同様に混雑する。月末ほどひどくなり、オペレーターが回ってくるまで相当な時間を必要とする場合もある。MNPを検討している場合は注意しておこう。

高速MNPは9月1日スタートのドコモプラン（Dプラン）でも！

9月1日からスタートするDプラン。これによってmineoは日本初の個人向けマルチキャリアMVNO（要はauとドコモの2つから自由に選べるスゴイ奴）になったわけだが、新たに追加されたDプランでもMNPの高速切替は健在。自宅からコールセンターへ電話をかければ1時間程度で切り替わる。webと電話の違いはあるものの、「在宅のまま／利用不能時間を最低限に」というメリットはバッチリ引き継いでいるので、この機会に家族や友人にも勧めてみてはいかが？

ガジェット好きが注目すべきは、Dプランの追加によって“mineoは日本で最も端末の選択肢が広いサービスになった”という点だ！

サービス拡充が予定されるmineo

MNPに関しては、手続きの手軽さ、そして電話番号が使えない期間の短さがmineoの特徴。そして今後は一層利用しがいのある格安SIMへと変貌予定だ。

NTTドコモネットワークへの対応や海外渡航者向けSIMの開始といったサービス拡充のほか、既存のmineoユーザーでも最低利用期間の撤廃やパケットギフト開始など利便性が高まる展開が待っている。MNPに迷っている人がいたら、忙しい人も自宅で手続きが完了するmineoを勧めてみてはいかがだろうか。

ASCII.jp側のコラボ記事

さて、ASCII.jp側では、「回線切替時間30分以内でMNP完了、しかも在宅で」の衝撃と題し、ちょっと違う視点や、mineoの中の人に聞いてみた「なぜ、そんなに早く、身柄拘束なしにMNP切替ができたり、MNP予約番号が自動発行できるのか？」などを紹介している。

両方読むことで「mineo」のMNP切替手続きに関する理解が高まること間違いなし！ぜひどちらも読んでいただき、MNP切替マスターとなって、格安SIM王に続いて欲しい！

それでは、マイネ王側、ASCII.jp側の記事を読んでいただいたみなさん、感想やご意見があれば、コメントをよろしくお願いします！

【バックナンバー】

ASCII.jpとのコラボ記事「月刊 格安SIM王」が始まります！
我々は200kbpsでいったい何ができるのか？――アプリ「mineoスイッチ」利用術
「ユーザーよりも、ファンになって欲しい」～mineo藤野社長と串カツ屋でだべってきた
夏休みの人気スポット最寄り駅でmineo通信速度をテストしてきた


※ ASCII.jp側のコラボ記事は、各マイネ王記事の最後にリンクを掲載しています。